「リモコンにJ3エラーが表示され、お湯が沸かなくなった」
とのご相談をいただきました。
ダイキンのJ3エラーはヒートポンプ側の温度検知に関係する故障で、症状が進行すると沸き上げが完全に停止してしまいます。
今回はサーミスタ交換と水漏れ修理を行い、無事に復旧しましたのでご紹介します。
■ 基本情報
地域:岡山市東区メーカー:ダイキン
型式:EQ46HFV
年式:2007年式
エラーコード:J3
症状:お湯が沸かない
■ お問い合わせ時の状況
リモコンにJ3エラーが表示され、お湯が沸いていないとのことでご連絡をいただきました。電源リセットも試されたそうですが改善しなかったため、現地へお伺いしました。

■ 現地で確認した状態
現地では次の内容を点検しました。リモコンの確認
エラー履歴の確認
沸き上げ動作の確認
タンク内部の点検
リモコンではJ3エラーが表示され、タンクの残湯量もほぼ0の状態でした。
電源リセットを試しても改善は見られなかったため、タンクカバーを取り外して機械全体を点検しました。
J3エラーの原因となる吐出サーミスタはヒートポンプ側にありますが、弊社では関連する不具合がないか必ず機械全体を確認しています。
その結果、減圧弁ストレーナー部分から水漏れも発見しました。

■ダイキン J3エラーとは?
J3エラーは、圧縮機の吐出管温度を検知するサーミスタ(温度センサー)の異常
を示すエラーです。
温度を正しく検知できなくなると、安全装置が働きヒートポンプの沸き上げ運転が停止します。
その結果、
お湯が沸かない
タンクの湯量が減る
最終的にお湯が使えなくなる
という症状になります。
■ 故障診断・原因
今回の主な原因は、ヒートポンプ側の吐出サーミスタの故障
でした。
また点検中に、減圧弁ストレーナー部分からの水漏れも確認しました。
ストレーナー内部のOリング劣化が原因の場合もありますが、今回は汚れの付着によるものでした。
サーミスタ交換と合わせて水漏れも改善することをご提案しました。

■ 対応内容
まず、電源リセットでは全く改善しなかったため、吐出サーミスタを新品へ交換しました。吐出サーミスタはヒートポンプ内部に取り付けられているため、外装を分解して作業を行います。
設置スペースが狭い現場では外装を外すだけでも時間がかかる作業です。
また、同年代の機種では他のサーミスタも劣化していることが多いため、今後の故障を防ぐ目的で同時交換をご提案しています。
続いてストレーナー部分を分解し、内部を清掃したところ水漏れは改善しました。
交換後は沸き上げ運転も正常に開始し、J3エラーも解消されました。

■ 修理で済んだ理由・判断ポイント
今回のエコキュートは2007年製で、修理時には約18年が経過していました。年数だけを見ると交換をご検討される方も多いですが、ダイキンは主要部品の供給が続いている機種も多く、今回の吐出サーミスタも新品部品の入手が可能でした。
また、お客様も
「新品部品が手に入る間は修理して使い続けたい」
というご希望でしたので、修理をご提案しました。
弊社では年式だけで判断するのではなく、
修理費用
部品供給状況
機械全体の状態
を確認したうえで最適なご提案をしています。
■ 同じ症状の方への注意点
J3エラーは最初のうちは電源リセットで一時的に復旧する場合があります。しかし、多くの場合は根本的な故障が改善しているわけではありません。
そのまま使い続けると、ある日突然お湯が全く沸かなくなるケースも少なくありません。
J3エラーが表示された場合は、
「まだ使えるから大丈夫」
と判断せず、早めの点検をおすすめします。
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