岡山県玉野市|三菱製エコキュート修理事例|【お湯張りできない/P36】の原因と対応内容
玉野市のお客様より修理依頼
メーカー:三菱 型式:SRT-55W3 年式:2009年式
「エラーのP36が出ていて、お湯張りができない」とのことでお問合せがありました。
P36のエラーはHP循環ポンプのエラーで、お湯を全く沸かさない重大なエラーです。
ポンプ自体の調子が悪くなってエラーが出る事もありますが、よくあるのがタンク内での水漏れによってエラーが出ているケースです。
今回も機械のカバーを外して見ると、タンクの中がびしょ濡れ状態でした。
いつから漏れていたのかわからないですが、電気部品を繋ぐコネクタなども青く腐食している状態。
肝心の漏れ箇所ですが、カバーを開けたタイミングではどこからも水は漏れている様子はありませんでした。
最初にきいていた「お湯張りができない」という事を思い出し、お湯張り系統での配管で何か起きていると予想してお湯張り動作を試しました。
すると、お湯張り時にお湯が通るゴムホースから圧力がかかった時だけお湯が噴き出し始めました。

いつから裂けて漏れていたか不明ですが、お湯張りの度にここから大量のお湯が逃げて水漏れを起こしていたみたいです。
今回のエラーはここから漏れた水がHP循環ポンプのコネクタ部にかかってエラーを出したと思われます。
まずは原因となる水漏れを止める為に応急でゴムホースを外し、持っていたホースをつけて少しの間はお湯張りを控えていただく事にしました。
しっかり水で濡れている部分を乾かして、試運転すると無事にお湯が沸いたので応急ではありますが、一旦はいつも通りにお湯を使用していただける事となりました。

タンク内で水漏れが起きてしまうと、コネクタ部でショートしてしまいます。
最悪な場合は配線が焦げてつかえなくなり、大掛かりな修理になってしまうので日頃の点検が必要です。
機械の周りが不自然に濡れていないかまずは確認をしてみてください。










